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UHF帯 RFID リーダライタ Impinj Speedway

UHF帯 RFID リーダライタ Impinj Speedway

極めて高い性能と品質で、業界標準と呼ぶに相応しい製品。

世界中の電波規格に対応しており、RFIDシステムのグローバル展開が可能。

米国シアトルに本社を置くImpinj(インピンジ)社は、RFIDの国際標準化を推進する非営利団体EPC Globalをリードするメンバー企業として、RFID規格の制定や技術の普及に貢献しています。リーダライタ製品Speedwayは、世界各国の電波規格に対応した製品を開発して業界標準としての地位を確立しており、長期にわたって世界中で高い市場シェアを維持しています。日本製を含む多くのRFIDリーダライタ製品に比較して、価格性能比が極めて高いことも特長です。

Speedwayは、アンテナ周辺にあるタグの状況などを検知して、動作を自動的に最適化するツールAuto-Pilot機能を内蔵しています。これにより、極めて効率の高いタグの読み取りを可能にしています。また、ソフトウェアの開発環境が充実していることも特徴のひとつです。RFIDリーダライタの操作は、EPC Globalの標準プロトコルであるLLRP (Low Level Reader Protocol)にもとづくプログラミングにより行いますが、初心者には難解な作業になります。SpeedwayにはOctaneと呼ぶSDKが用意されており、LLRPによる記述に比較すると、はるかに簡便なプログラミングが可能になります。Octane SDKなどのソフトウェアは、すべてをImpinjのウェブサイトから誰でも無償でダウンロードをして利用することができます

RFIDリーダとしての性能では、タグの受信感度が極めて高いことと、大量タグの高速一括読み取りには特に優れた特長をもっています。RFIDリーダの性能を生かしたシステム設計を行うためには、接続をするRFIDアンテナの性能も重要な要素です。日本の電波法では、RFIDリーダとアンテナの組み合わせで認証(技術基準適合証明)の取得を求められますが、SpeedwayはTimes-7製品を含めて、最も多機種のアンテナとの組み合わせで認証を取得しているのも特徴であり、運用目的に合ったアンテナの選定を行うことにより、RFIDのさまざまな利用を可能にしています。

 

特長

・RFIDリーダライタ製品として、最も多くの国や地域の電波規格に対応
・それにより、同一のシステム構成によるグローバルな運用が可能
・タグの読み取りを能動的に最適化する Auto-Pilot 機能を搭載
・Octane SDK など、充実したソフトウェア開発環境


用途

・認証済みの多様なアンテナとの組み合わせにより、製造から流通までのあらゆる用途に応用が可能


一般仕様

寸法 190mm(H) × 170mm(W) × 30mm(D)
重量 680g
RFID 交信プロトコル EPC Global Class 1 Gen 2, ISO18000-6C
準拠規格 ARIB STD-T106 (構内無線局 920 MHz帯移動体識別用無線設備)
海外準拠規格 米国(US FCC Part 15)など17か国およびEU規格(ETSI EN 302 208 v1.2.1)に対応
アンテナポート 4ポート(RP TNC)
送信出力 10 - 30 dBm
受信感度 - 82 dBm
上位接続
インターフェイス
LLRP (Low Level Reader Protocol) v1.0.1
ネットワーク接続 10/100 Base-T (RJ-45)
GPIO 入力4チャネル 3-30 V(フォトカップリング絶縁)
出力4チャネル 0-30 V(フォトカップリング絶縁)または非絶縁 5 V, Max. 100 mA
電源 DC 24 V, 800 mA (AC アダプタ別売り)
PoE (IEEE 802.3af) (PoEアダプタ別売り)
消費電力 DC 24V:Idle 3W, Typical 13.5W, 動作時 6W
PoE:Idle 3W, Typical 11.5W, 動作時 6W
防塵防水性能 IP52
耐衝撃振動性能 MIL-STD-810G
RoHS EU指令 2002/95/EC 対応
品番 R420-JP2

 

Impinj社製品の保証条件

Speedway R420 本体の無償保証期間は当社の出荷から12ヶ月間です。
その他、PoEインジェクタ、アンテナ・ハブ、各種アンテナなどの商品の無償保証期間は当社の出荷から3ヵ月間です。

原則としてImpinj社は商品の修理を行っていません。
無償保証期間内に発生した不具合については、不具合品を当社に返送していただき不具合を確認した後に交換品を送付します。
無償保証期間経過後に不具合が発生した場合には、新たに商品を購入していただく必要があります。
なおSpeedway R420については商品購入時に、3年間の無償保証期間延長オプションを購入していただくことが可能です。

Speedway R420に関しては交換を行うと、無償保証期間ならびに経過後のいずれの場合にも製品の製造番号が変わりますので、管轄する地方総合通信局に無線局免許変更届書を提出することが必要になります。